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プログラムの目的

ストレスマネジメントにおけるリラクゼーション効果を、被災者のストレスレベルの軽減(心身の癒し)に役立て、安心感と一体感、そして復興への気力増進を支援することを目的とします。

対象者

・自社の従業員とそのご家族

・支社や支店の取引先など関係者

・支社や支店などを包括する被災地域住民や避難者の方々

・被災地に向けた社会貢献事業を行う企業

プログラムの内容

東日本大震災復興支援プログラムには、次の3つのコースがございます。

吹禅尺八独奏
民謡三曲《南部牛追い唄(岩手)、さんさ時雨(宮城)、新相馬節福島)》尺八古典本曲《布袋軒鈴慕(宮城)、奥州伝 鶴之巣籠、手向》などのオール東北プログラムで深遠な癒しと鎮魂へと自然に導きます。
講師:徳山 隆

■タッチフォーヘルス
軽く身体をふれるリラックス法。一人又は二人でできます。ホッとリラックスし、ふれ合うことで心の絆が深まり孤独感を開放する効果があります。
講師:福永 邦枝

■マインドストレッチ
年齢性別を問わず誰にでも簡単にできる即効的なリラクゼーション法です。
講師:ストレスマネジメント士(NPO法人ストレスマネジメント指導者協会認定)

派遣費用

1人 105,000円(2時間前後) + 旅費実費
※時間、回数、人数などにより費用がかわりますので、別途お見積りいたします。

日程及び会場

日程:お打ち合わせの上、決めさせて頂きます。

会場:主催者にてご指定下さい (現地、避難場所、その他)

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講師紹介

徳山隆

徳山 隆 [とくやま たかし] (尺八古典本曲徳山会・普化同友会 主宰)

中学時代より京都で参禅。さまざまな洋楽器を経て18歳で尺八を手にし、都山・琴古の二大流派を習得。20歳のとき絶滅に瀕する尺八古典本曲(吹禅尺八)の存在を知り、その保存を決意し全国を行脚して約220曲を収集・伝承し、古典本曲のみによる教授システムを確立する。東京を中心とした二十数回に及ぶリサイタルをはじめ、寺院での吹禅尺八会、アメリカ、ヨーロッパなどから招聘され講演や独奏会を開いている。また、精神世界に興味を抱き、インド、ヨーロッパで生活することで見聞を広め、高校などで英語・倫理学などを教える傍ら100回を超す参加形ワークショップによる自己啓発プログラムの実施や国内外での講演、ストレスマネジメント講師などマルチな生き方を実践している。

慶応義塾大学文学部(哲学科美学専攻)・東京芸術大学音楽学部(邦楽科尺八専攻第1期生)卒業、昭和女子大学大学院言語コミュニケーション専攻修士課程修了。
現在は、古典本曲徳山会・普化同友会主宰。東洋言語学院学校長。株式会社東京ストレスマネジメント取締役、NPO法人ストレスマネジメント指導者協会副理事長

著書 CD本 『心とからだをリセットする本』 明日香出版(2008)
    音つき教則本 『本曲への道 T』 古典本曲徳山会
    『古典本曲 奏法ガイド』 (売り切れ)
    CD 『徳山隆尺八古典本曲集T〜X』 発売元アメリカ
    公刊譜 (初伝〜奥伝)約60曲
    ライブ・ビデオ 1988年 於 カザルス・ホール
    ライブ・ビデオ 2001年 於 紀尾井小ホール

 

福永邦枝

福永 邦枝 [ふくなが くにえ] (キネシオロジスト)

‘85慶大文学部卒業後、全日空にて客室乗務員として13年間勤務し、アシスタントマネージャーの役職に就く。退社後、’98ストレスマネジメント士及びリフレクソロジストとなり、その後、リフレクソロジー(RF)サロン、スポーツ医学研究所、メディカルクリニックなどの臨床場面においてRFを実践する。また、その間に企業の社員研修の講師やヘルパーなど福祉関係者への研修講師に携わる。‘06フリーとなりRFの訪問サービスを始めるなど一貫してフィジカルセラピーの道を辿り、現在は、キネシオロジー理論に基づくメンタル&フィジカルセラピーのタッチフォーヘルスの実践者として、その普及につとめている。なお、東京ストレスマネジメント社の客員講師として企業研修を担当している。

尺八古典本曲について

1.尺八の歴史
尺八は、奈良時代に雅楽の楽器としてわが国に渡来しました。これは古代尺八といわれ今日でも正倉院に残っていますが、この歴史は平安時代にいったん途絶えます。それが民間に細々と伝わり(改めて再輸入されたとする考えもあります)、孔数を六孔から五孔に一つ減らし、新しい楽器として復活しました。これを一節切[ひとよぎり]尺八といいます。古代の六孔尺八では、ドレミファの七音のうち六つまでの穴を開閉するだけで出すことができました。それを日本人の感性に合うように穴を一つ減らして、五音音階を吹きやすくしたのが中世の一節切尺八です。これは、節が一つだけの小竹で、雪舟・一休なども愛好し、また織田信長・武田信玄などの戦国武将も陣中で聞いていたと伝えられています。江戸時代に入ると、楽器がより大型化し、侠客[きょうかく](おとこだて)が防護用として根の部分も使用するようになりました。これを普化[ふけ]尺八といいます。

2.普化宗と、その修行としての古典本曲について
普化は中国唐代の禅僧(臨済の同門)です。普化を祖と仰いで、その鈴を振って行脚した故事にちなんで、竹でその音を模すことにより江戸時代にできたのが、禅宗の分派の普化宗・虚無僧[こむそう]集団です。彼らは座禅の代わりに尺八を用いて「吹禅[すいぜん]」を行いました。全国各地に百近く存在していた虚無僧寺(普化宗寺院)は、いくつかの派にわかれ、地域特有の独奏曲を伝えています。これらの独奏曲は、尺八本来の曲という意味で「本曲[ほんきょく]」、それも古くからあるので「古典本曲」、「普化宗の本曲」とも呼ばれています。後に芸能化した尺八では、筝曲と合奏することが多く、これらは「外曲[がいきょく]」と呼ばれます。普化尺八は楽器ではなく宗教儀式をつかさどる「法器[ほうき]」として、一般人の吹奏は禁じられていました。

3.古典本曲の特徴
尺八古典本曲の音楽的特徴は、自由リズムにあります。そこには、洋楽のビートのような規則的拍節がありません。拍節から解放され、深く長い息を吐く「吹禅」では、聴く人も呼吸が長くなり、一種の瞑想状態になります。またこの吹き方は、憂いを含んだ精妙な尺八の音色の魅力を引き出すのに最も適した方法です。
これらのことから、今日では気持ちを落ち着かせ(ストレス低減)・ヒーリング(癒し)効果のある音楽として、古典本曲は再認識されつつあります。
わが国の楽器は(分野にかかわらず)、歌や劇や舞踊の伴奏に用いられることが多く、楽器(器楽)そのものを鑑賞する機会はきわめて稀です。それゆえ、二百を超える独奏曲をもつ「尺八古典本曲」は、日本音楽の中でもきわめて例外的で貴重な存在です。また世界の音楽をみても、単音管楽器でこれほど多くの独奏曲をもつ例はありません。この貴重な文化遺産である「尺八古典本曲」は、それを支えてきた「普化宗」が仏教であることから、明治四年の廃仏毀釈[はいぶつきしゃく](外来思想である仏教を廃止すること)運動により、廃止されました。それ以後、尺八は楽器として一般に解放され、三曲合奏(箏、三絃、尺八)の一員として活路を見出し、琴古流・都山流の二大流派ができました。
今日これらの流派や、詩吟や民謡の伴奏楽器として尺八はそれなりに盛んですが、そこには「古典本曲」は伝わっていません。
尺八という楽器の特徴を最大限生かした「古典本曲」、東北・九州・京阪はもちろん、全国に伝わる名曲の数々は、一部篤志家(非職業的演奏家)の手で辛うじて伝えられ、絶減を免れています。それを余すところなく、そっくりそのまま後世に伝えることが、あらゆる尺八人の責任ではないでしょうか。

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